ブログトップ > アーカイブ - 2016年06月

呉・江田島旧海軍兵学校(海上自衛隊第一術科学校)見学

2016年06月14日(火)
先月も訪れる機会があり、大変貴重な資料に触れる事が出来た第一術科学校の見学。
2回目の訪問となる今回は、旧日本海軍が使用した兵器を中心に見学してきました。
艦船模型製作というもう一つの趣味への資料集めとして訪れました。

広島駅から呉線に乗り、呉へとやってきました。
火曜日ということで、大和ミュージアム・てつのくじら館は休館。 江田島へは午後から渡る予定なので、まずは駅前でレンタサイクルを借りて停泊する護衛艦を見に行きます。
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大和ミュージアムからJMUを見ると、護衛艦106「さみだれ」がドック入りしていました。

佐世保へはまだ行った事はありませんが、横須賀・舞鶴・呉はどこも似たような地形で周りは山に囲まれ、坂ばかり・・・。自転車や徒歩で周るには大変です。 この地形が基地として選ばれる理由なのですが・・。

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有名な大和ドックです。 いまから約80年前、ここで戦艦大和が極秘に建造されました。 超大型戦艦を人目につかないよう建造するには、このような大きな囲いが必要でした。 写真左に写る道路からの高さを観ていただくと、大きさが分かります。

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いまでもこの地では造船が続けられていて、数万~数十万トン級の貨物船が進水していきます。

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長い上り坂を登り終え、快適な長い下り坂を一気に下り終えると、海上自衛隊の護衛艦が並ぶのが見えました。
左から護衛艦105「いなづま」 艦番号が見えませんがマストの形から訓練支援艦「くろべ」「てんりゅう」かと思われます。
他にも「いせ」「しもきた」などの大型艦が停泊していました。

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敷設艦「むろと」初めて見る艦種です。 護衛艦にしては高すぎる乾舷に驚きました。なんでも、商船と同じような設計にすることで建造費を安く抑えたとか。
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時間がたつのもあっという間。 もう江田島への船の時間が迫ってきたので、また長い坂を登り呉港へと戻ります。
呉から江田島小用港へは高速船でわずか10分。 小用港へ入港する間際、右側には第二次世界大戦末期、幾多の戦火をくぐり抜け、なんとか日本に帰ってくることができた戦艦榛名が、もう動かす油も枯渇して呉の防空砲台として最期の活躍をした場所がありました。
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(大和ミュージアム)

小用港からバスに乗り、術科学校前で下車。
受付で記入を済ませ、いよいよ見学ツアーが始まります。
今回の参加者は5人だけ。 ガイド役のOBの方とは気さくにお話しながら周ることができました。

旧海軍兵学校はそれまで東京の築地にありましたが、周辺の歓楽街化でとても真摯に勉強できる環境では無くなってきたため、明治21年にこの江田島へ移転してきたそうです。
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大講堂ではマイクは一切使わないそうです。そのためよく響くように天井に和紙が張られていたり、設計に気を使っているそうです。
実際によく響いていました。 扉を開閉するときは映画のそれのように重々しく講堂に響き渡り、一同歓声をあげました。

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どの建物も非常に美しく、現代目線から観てもなんら劣ることの無い美しい造りです。

いよいよツアーはこの日の特別ルート、戦艦陸奥の主砲塔へ向かいます。
戦艦陸奥は1943年に柱島沖で謎の爆発事故を起こし沈没。 その後引き揚げられ、その4番砲塔がこの江田島にあります。
最大射程30000mを誇る41cm主砲塔です。ガイドさんによれば、ここから岩国の錦帯橋まで届くそうです。
重さ800トン 残念ながら米艦隊に一度も発砲することなくその生涯を終えた砲塔だと資料に書いてありました。
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とにかくデカイ!! 大和ミュージアムの前には陸奥の砲身が展示してあり、そこでも大きさに驚きましたが、砲塔そのものとなると段違いです。

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12.7cm単装高角砲 いつも模型作りで目にする高角砲は連装式ですが、細かい部分はエッチングパーツなどで知っている通りの形。 資料写真として細部の撮影に徹しました。

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四連装魚雷発射管 これも巡洋艦ではメジャーな装備。 細かいディテールは非常に興味深いです。
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魚雷の海面突入姿勢を維持するため、上部にレールがあると資料で読んでいましたが、今回実際に確認することが出来ました。

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日本が開発した究極の魚雷、93式61cm酸素魚雷。 推進用酸化剤に純酸素を使用し、排出される二酸化炭素は海水に溶けるため、雷跡が発見されにくいとされています。 酸化剤に純酸素を利用することは推進機始動時に爆発する危険がありましたが、射出後一定時間は圧搾空気を使用し、徐々に純酸素に切り替えていくという方法で克服したそうです。
想像していたより大きくて驚きました。 全長9メートル 炸薬量490kg 雷速/航走距離 36ノット時40000メートル、48ノット時20000メートル こんなのが命中すれば艦はひとたまりもありませんね。


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駆逐艦「雪風」の主錨


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甲標的

1時間半のツアーはあっという間に時間が過ぎ、まだまだ見足りない、撮り足りない部分はありましたが、今回良い資料集めが出来ました。 
また3度4度と訪れることにより違った見方も出てくると思います。今回ツアーに組み込まれていなかった教育参考館も非常に貴重な資料が多く収蔵されており、それぞれの見方でそれぞれの感じるものが有り、歴史に触れる事によって得られるものも多く有ると思います。ここは是非お勧めしたい場所です。
また訪れてみようと思いました。

帰りは小用港から宇品へ高速船で移動。
宇品からは広電で広島駅へ向かいます。
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つり掛けの音が非常に懐かしく、九州の田舎で乗った電車を思い出します。

今回の旅行の〆は広島焼(お好み焼き)!!!
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うまい!!



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